かくや漬け
古漬けのぬかみそ漬けです。
(当店のぬか床は、50年ものです)
胡瓜、きゃべつ、茄子、大根、にんじんをぬか床に1週間以上漬け、塩抜きをして、刻んだ大葉と和えたものです。
昔はどこの家庭でも作っていた味です。
おかかをまぶして七味をふると、なお美味しくめし
あがれます。 どうぞ、お試し下さい。
出来上がるまで、時間がかかりますので、3週間に1度ほどのご提供になります。
落語の中にも、かくやに刻むという言葉が出てきます。
「なんか酒の肴になるような物はねぇのか?」
「なんにもねぇって?」
「そこに、ぬか味噌の樽があるじゃねぇか。そこだよ、そこ」
「そんなかに、なんかあるだろ?」
「かみさんが出て行っちまってからさわってねぇって」
「いいから、手ぇつっこんでみろ」
「そんなおっかなびっくりやってんじゃねぇよ」
「なにも噛みつきゃしないって」
「いいからつかんだもんだしてみろ」
おそるおそる出してみると、よ~く漬かってしょぼくれた
胡瓜・茄子・大根・蕪などがでてきます
「いいか、そいつをよ~く水で洗って、トントントンとかくやに刻むんだ」
「もう一度、水にさらして力いっぺいしぼってみろ」
「それから、外に行って大葉と生姜をとってこい」
「そいつも刻んで、一緒にどんぶりの中にいれろ」
「おっいいもんができたじゃねぇか・・・・」